詐欺で騙されないために

最近は婚活をする方も増えていますが、お見合いパーティーなど正式な場で出会ったのに結婚詐欺にあったというトラブルも増えてきました。
話を重ねる中で、伝えられた職業が本当なのか、本当に教えられた企業で勤務しているのか、経歴詐称をしているのではと不安になる方もいるかもしれません。
交際をスタートさせ次第に仲が深まると「事業を起こしたい」などと言われて、お金を詐取されるケースも増えています。
結婚もしておらず、しかも、これから結婚をしようという方が、結婚相手に対してお金を用立てるように求めてくるのは本来あり得ないことです。
冷静に判断することが必要ですが、どうしても疑いきれない、どうにか彼を助けてあげたいと思ってしまったときには、まずは一呼吸置き、何となくおかしいと思っている疑問を明らかにすることが大切です。
親や友人などに相談すれば、おそらくすぐに別れるように言われることでしょう。
ですが、せっかくの助言も受け入れられず、反対されると逆に突っ走ってしまう方も少なくありません。
彼のことは私にしかわからない、やっとつかんだ結婚のチャンスを逃したくないと、身近な方のアドバイスが頭に入らなくなるものです。
だからこそ、ちょっと不安を感じたなら、まずは身辺調査をして事実を明らかにしましょう。
彼に尋ねても本当のところは出てこないので、身辺調査をすることが一つの方法になります。
身近な方の主観的なアドバイスは聞き入れることができなくても、身辺調査を通じて第三者の手で事実を報告されれば、高まっていた感情も一気に冷え、冷静な対応がとれるようになるものです。
中には詐欺の前科がある人や同じように女性を騙してきた前歴を持つ人も少なくありません。
せっかく頑張ってきた婚活で失敗しないためにも、おかしいな、本当かなと不安を抱いたら、身辺調査がおすすめです。
取引先に不審を抱いたときにも
最近はフリーランスやベンチャー企業の起業で、個人や小さな企業の経営者として新しいビジネスを始める方も増えてきました。
お金のにおいがするところや新しいビジネスで頑張ろうとしている人のところには、詐欺目的の人もやってくるものです。
最近は大手企業さえ、詐欺師に騙されて巨額の損失を出すことさえあります。
まして情報量や調査力の少ない個人や小さな企業の経営者は、すぐに騙されてしまうおそれがあります。
新しい取引先と取引をする場合、相手の企業や個人の知名度がなく、信頼性に疑問を感じたら、まずは身辺調査や信用調査を実施しましょう。
費用や手間がかかると思っても、何もせずに取引をして巨額の損失を出した場合や事業をあきらめざるを得ないような状態になっては元も子もありません。
自己防衛や会社の危機管理の一環として、事前の身辺調査は大切です。
例えば過去に詐欺を犯していても、嫌疑不十分や被害者と示談が成立して不起訴になっていれば表向きはわかりません。
怪しいところがないかプロに任せれば短期間で調査報告も得られるので、スピードが大切なビジネスにおいても大きな支障は出ないでしょう。
それ以上に信頼できる取引先の選定や損失防止につなげられるので、コストや時間をかけても実施しておきたいところです。
重要な仕事を任せるうえでも
個人商店や小さな企業では、経理などお金を管理する仕事を1人のスタッフに任せざるを得ないこともあります。
人材不足や人件費の問題もあり、1人だけでお金を管理するケースは少なくありません。
長年の信頼をおいていた人物でさえ、実は資金流用など横領を続けていたというニュースもよく見聞きします。
現在のスタッフはもちろん、これから採用するスタッフについて、信頼のおける人物かを確認したいときにも身辺調査が活用できます。
休日にギャンブルなどをしまくっていないか、女性遊びが激しくないか、自社の給料に対して高級車を持っていたり、高級マンション暮らしをしたり、海外旅行で豪遊していないかなどがわかれば、今すぐにでも帳簿や資金のチェックが必要です。